強化学習モデリング

得られる報酬を最大化するような行動を獲得する学習である強化学習といい、大脳基底核がその実行に関係していると考えられている。神経細胞を模したスパイキングニューラルネットワークを用いて実際の神経回路をモデル化するすることで、強化学習の脳内実装機構の理解を目指している。

これまでの研究では、自由エネルギーを利用した強化学習アルゴリズムを、神経細胞を模したノードからなる神経ネットワーク(右図)上に実装し、部分観測環境下での学習に成功した。神経細胞を模した神経ネットワークモデルでは初めて部分観測環境下での学習タスクを解くことのできるモデルとなった(Nakano et al., PLoS One, 2015)。

関連項目