心はどこにあるのか
報酬を獲得するように行動を学習する枠組みである強化学習は、大脳基底核を中心とした脳部位がかかわっていると考えられています。強化学習では行動学習の他にモチベーション、意思決定、情動(感情)などの脳の働きに関連しており、それらは脳内分子、神経回路によって実現されています。
我々は、強化学習の神経機構について,分子,細胞,神経回路レベルでモデルを構築することで理解しようと取り組んでいます。特に過去の神経生物学実験の経験を生かして生物学的に妥当なモデルを構築することで,強化学習がどのようにして脳で実装されているのかを研究しています。
さらに,藤田医科大学データサイエンスグループの一員として医用データサイエンス講座と連携しながら様々な研究機関と共同研究を行い,脳神経活動などのデータを機械学習などの手法を用いてその基本原理を解明する研究を行っています。具体的にはうつ病の診断・層別化研究,行動にともなう神経活動などのデータ解析を行なっています。
また,藤田医科大学 精神・神経病態解明センターの計算科学部門として精神疾患の背後にある神経機構の解明に取り組んでいます。
当研究室は学生を受け入れることが可能です。
など,興味のある学生,一緒に研究したい方はお気軽にご連絡ください。
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– 学術論文(査読付き)
– 国際会議論文(査読付き)
– プレプリント
– 書籍
脳の仕組みをモデリングとデータ解析を用いて研究しています。 現在の研究テーマはプロジェクトを、 これまでの業績や経歴はReseachmapやGoogle scholarを参照ください。
博士(理学), 2010
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
修士(理学), 2007
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
学士(工学), 2005
大阪大学基礎工学部